サマーフィルムにのって

時代劇に全く興味がなくても楽しめるはず!
一見ミスマッチな要素をミックスした異色のSF青春映画。

【あらすじ】
勝新大好きな映画部部員のハダシが未来から来たイケメンをスカウトして親友のビート板、ブルーハワイらと共に青春時代劇を撮る。

【感想】
予告を見てこれだけ盛りだくさんの内容を一体どうやって料理するのか気になっていましたが、すごくうまい具合にまとまってました。
どの要素も過不足なく描かれてたし、それぞれが終盤に向かって綺麗に繋がっていくので最後まで飽きずに観ることができました。
上映時間は90分強と短めですが、密度が濃くていい意味で体感時間2時間くらいありました。

キャラも良かった。
主人公のハダシをはじめどのキャラもいきいきとしてて魅力的。
基本ノリが漫画なので現実味の無いキャラ付けもあるんだけど、実写映画として見ていて白けない絶妙なラインを守ってたと思います。
個人的にはビート板がなかなか美味しい役どころだった印象。
ハダシが集めた残りの「侍たち」もキラキラ青春映画組も憎めないです。

青春映画ということもありクライマックスは流石に見ていて恥ずかしかったのでそこだけちょっとマイナス。
でも恥ずかしいのと同時にめちゃくちゃ熱いシーンでもあるので、正視するのはキツいけど目が離せないという不思議な感情になりました。
ラストカットに関して言えば文句無し。

半端にネタに走るのかと思いきやめちゃくちゃ楽しくて熱くてキュンとする青春映画でした。
観終わった後、昔の名作や人のお勧め映画(本でも漫画でもアニメでも何でも可)観たくなります。YouTubeの切り抜き動画とかではなくちゃんと全編通して。

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